三浦しをん著 秘密の花園
正直、なんて後ろ向きでいじけた少女達なんだろう、と最初は歯がゆい思いをしました。
私自身、中学・高校と、放課後には部活で汗し、帰ったら泥のように寝る、という筋肉少女だったせいもあり、
こういうナイーブでネガティブな悩みとは全く無縁な学校生活を送ってきたからかもしれません。
あの頃はとにかく、自己鍛錬に励むことと宿題や課題をこなすことに精一杯、100パーセントの力を注いでいっぱいいっぱいでした。
だから、この主人公たちの「ねぇ、私ってかわいそうなの。世界でいちばんかわいそうでしょう?」っていう
自己憐憫の声が聞こえてきそうな自白にぞわっと鳥肌が!!
要するに、暇なのよね。
ハイ校庭10週!!って喝を入れてあげたくなりました。仲良くなれないタイプだわ。
まぁ、でも、確かにクラスメイトにも10代にしてなんだか世の中の全てが退屈だとでも言いたげな、物憂げな顔をした人がいたものです。
何にも、そんなに難しく考えることないのにな、って思います。
私が単純な思考回路しか持ってないからかもしれませんが・・・。
とは言え、私も一応、元・女子高生。共感できるところもありました。
途中から、どんどん面白くなります。答えはわからないままですが・・・。
思春期の女の子特有の、ともすれば危うい儚さ、美しさを充分に堪能できる青春小説。